加齢臭と密接な関係のある大腸の腸内環境のポイント

加齢臭に影響する大腸の働き

大腸はの大切な働きに排泄があります。

排泄は、次の2つの種類があります。

1 食べ物の栄養分と水分を吸収した後の老廃物の排泄
2 食べ物の中にある有害成分や体内で生まれる毒素の排泄

この中の毒素を排泄するという意味で「解毒」とも呼ばれています。

有害物質にも2種類あって、一つは食品添加物や残留農薬、汚染物質など体の外から侵入するもの、老廃物から長時間体内に留まることによって発生するものでがあります。

大腸にはこれらの有害物質が集まり、時には相互作用を起こしながら、有害物質以外に有毒ガスや活性酸素などもため込んでいきます。

大腸は、これらの有害物質を排泄してくれます。

大腸は、加齢臭の元となる有害物質や活性酸素を、体の外に出してくれる重要な働きをする臓器です。

つまり、我々人間は、「排泄」という行為を通して、体の毒素を排出しているのです。

この排泄がうまくいかないと、体内に有害物質がたまり、体から加齢臭を排出することになります。

加齢臭と腸内環境の関係

加齢臭と腸内環境は直接関係ない、というのが今までの考え方です。

加齢臭は、腸ではなく皮脂腺から出るものなので、そう考えられていました。

確かに皮脂腺からでる加齢臭が腸から出るとは考えにくいものです。

加齢臭とは、加齢により、「パルミトオレイン酸」という脂肪酸が増え、この脂肪酸が「過酸化脂質」と結び付くことで発生します。この臭いが加齢臭と言われています。

そして、「パルミトオレイン酸」と「過酸化脂質」が結合することによってできる物質「ノネナール」が加齢臭の元となっています。

ですから、大腸や腸内環境が登場するスキがありません。

しかし、この「パルミトオレイン酸」と「過酸化脂質」は、そもそも腸内環境の悪化により対外へ排出されているのです。

ノネナールは皮脂の中で発生するので、皮脂腺をケアすることが重要ですが、「腸内環境」を最初にケアすることも重要になっているのです。

その働きは、大腸内にいる腸内細菌(プロバイオテイクス)が「パルミトオレイン酸」や「過酸化脂質」を分解し、体外へ排出しています。

ノネナールは、「パルミトオレイン酸」と「過酸化脂質」が結合したものですから、「腸内細菌」に頑張ってもらって「パルミトオレイン酸」と「過酸化脂質」を減らす努力をすることが、加齢臭を減らすことにつながるのです。

大腸を元気にして加齢臭を予防

健康な腸を確保すれば、加齢臭元となる有毒物質は、きちっと排出されます。

大腸を健康し、になるために必要なケアについて考えます。

健康な大腸を保つためには、最も大切なことは日々の食事ですが、特に腸の検査などで指摘されていない方でもできる、お勧めの腸内環境改善の方法を考えてみました。

プロバイオティクスの勧め

プロバイオティクスとは、最近よく耳にする腸内の善玉菌を増やして、腸内環境をよくする微生物や菌、またそれらを含む食品のことです。

人の腸には、100種類以上、100兆個以上の腸内細菌が住んでいます。

腸内細菌は、人が摂取した栄養分を栄養素として発酵しながら増殖し、同時に多くの代謝物を生み出します。

また、外部から侵入した病原菌が腸内で増殖するのを防いで、感染しにように体を守る役割もしています。

乳酸菌によるプロバイオティクス

プロバイオティクスで、よく知られているのが乳酸菌です。

乳酸菌が腸によく働くことはよく知られていますが、乳酸菌の取り方に工夫が必要です。

乳酸菌が多く含まれているヨーグルトには、動物性脂肪が含まれています。

動物性脂肪を多く摂り過ぎると、体にはよくありません。

ヨーグルトなどに入っている動物由来の乳酸菌を「動物性乳酸菌」といい、みそやキムチに含まれる植物由来の乳酸菌を「植物性乳酸菌」といいます。

近年の研究で、これらの乳酸菌は、腸への届きやすさ点で違いがあることがわかってきました。

植物性乳酸菌は、生命力が強く、酸やアルカリ、温度変化に強いため、胃で死滅することなく生きたまま腸に届きやすいのです。

生きたまま腸に届いた植物性乳酸菌は、乳酸を放出して、腸内環境を弱酸性にします。

腸内が弱酸性になると、善玉菌が増えるというわけです。

日本の食べもので植物性乳酸菌が多く含まれているものは、しば漬け、野沢菜、すぐき、みそ、しょうゆ、日本酒などがあります。

すなわち、今まであった日本食の一部を毎日摂取すれば、簡単に腸内環境は良好に保たれるということです。

食物繊維によるプロバイオテックス

食物繊維とは、消化吸収されない植物成分のことで、野菜や穀類、果物に多く含まれています。

これは、腸の善玉菌の餌となるものです。

善玉菌はこれらの餌を摂取し、短鎖脂肪酸を作り、腸のエネルギーとなって腸内環境を改善します。

食物繊維の摂り方にもコツがあります。

食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維とがあります。

不溶性食物繊維は、水に溶けない食物繊維のことで、セルロースなどが多く含まれるキャベツやレタスです。

水溶性食物繊維は、水に溶ける食物繊維、昆布やワカメなど、低分子アルギン酸ナトリウムの多い海藻類やりんごなど熟した果実に多いペクチンを含む食べ物のことです。

腸内環境の改善、維持にはこの不溶性食物繊維と、水溶性食物をバランスよく食べることが大切です。

マクロビオティックという食事療法や玄米中心のダイエット法などは、水溶性食物繊維が不足がちになる傾向があり、かえって便秘を悪化させる傾向があるので、注意が必要です。

オリゴ糖によるプロバイオティクス

オリゴ糖は、砂糖の主成分であるシャ糖や麦芽糖などと違って小腸で分解、吸収されず、大腸まで到達し、善玉菌のエサとなる物質です。

つまり、オリゴ糖をとると、腸内の善玉菌が増え、腸内環境が良くなるというわけです。

オリゴ糖の摂取の目標は、1日3~5gです。

オリゴ糖は、野菜にも含まれているので、毎日の食事に果物や豆乳などを加えて摂取すれば十分な量のオリゴ糖が摂取できます。

またオリゴ糖は、甘味料としても販売されているので、果物にかえたり、料理の甘みに使用してもよいでしょう。

>>大腸内視鏡検査の方法と検査キットによる検査方法はこちら

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