加齢臭よりも脂くさい「ミドル脂臭」とはどのようなものでしょうか。

人の汗腺には2種類あります。

においの強い汗を出す「アポクリン腺」と、ほとんど香りのない汗を出す「エクリン腺」です。

この「エクリン腺」から出る汗に含まれる「乳酸」がミドル脂臭の原因の一つと言われています。

マンダムという会社によるミドル脂臭の発見

マンダムは、もともと「金鶴(きんつる)香水」という会社で、1927年創業。

1933年に丹頂チック」という男性向けの整髪料を出し、昭和の大ヒット商品になりました。

1970年には男性向け「マンダムシリーズ」にチャールズ・ブロンソンを起用。翌年から社名がマンダムになりました。

もともとは香水を売っていたので、女性用などにも進出していますが、一貫して男性向け整髪料や、デオドラント商品を出し続けている会社です。

注目したいのは「ルシード」という無香料商品のブランドです。

「ミドル男性のための、メンズグルーミングブランド」という位置付けです。

マンダムでは、日本人男性の体臭の基盤研究を2004年から10年以上続けており、2008年にミドル男性特有の体臭の原因となる成分を突き止めました。

さらに、その後2年間で、その成分の代謝を抑制する方法を解明したのです。

中年男性の体臭について「ミドル脂臭(ししゅう)」解明を発表したのは、2013年11月18日。翌年の2014年2月24日には、ミドル脂臭対策商品「ルシードデオドラントシリーズ」が発売になりました。

「中年男性特有の脂っぽい汗の臭い」ミドル脂臭とは

「中年男性特有の脂っぽい汗のニオイ」ミドル脂臭とは、中鎖脂肪酸(ちょうさしぼうさん)と言われる乳酸が原因となっている臭いです。

マンダムの説明によると、
①乳酸は、皮膚の表面で、細菌によって分解される。
②分解されると「ジアセチル」という有機化合物が発生する。
③このジアセチルと、細菌によって皮脂が代謝されることで発生する中鎖脂肪酸が混ざり合って、独特な脂くささが発生する。

これをマンダムでは、「ミドル脂臭」と呼んでいるのです。

ジアセチルが生み出すミドル脂臭は、ノネナールによる加齢臭よりも強い、ムッとするような脂くさいにおいと言われています。

発生年齢も、加齢臭の原因であるノネナールより10歳くらい若くなっています。

マンダムでは35~45歳がピークになると発表しています。

時々、電車などの中で「かなりなにおいの整髪料をつけている」人がいたことはありませんか。これは整髪料の臭いではなく、ミドル脂臭と酸化した整髪料が混ざった臭いのようです。

もちろん、人の体臭はミドル脂臭だけとは限りません。40代は最も体臭が発生しやすい時期とマンダムでは考えていて、この時期を「においの三重苦の時代」として次のように定義しています。

①ワキのニオイを中心とした汗臭
②ミドル脂臭
③加齢臭

40代はこの3つのニオイが重なる時期なので、特にきちんとした対応が必要ですね。

ミドル脂臭は、入浴後約6時間で復活する?

ミドル脂臭を落とす商品は、どのタイミングで使えばいいのでしょうか。また、においを消す効果はどのくらい持続するのでしょうか。

ミドル脂臭は、洗ってから、次の臭いが出るまでは6時間程度と言われています。

しかしこれでは、夜寝る前に風呂に入っても、朝、臭いが出ることになります。

このような現象は、女性に対する調査によると、配偶者の臭いは朝が一番気になる、という意見によりわかった経緯があります。

仕事から帰って、寝る前にひと風呂浴びる、これは、悪い習慣ではありません。しかし、夜に寝ている間に布団の中でミドル脂臭が発生し、寝床の中でこもったにおいになっているのです!

朝はギリギリまで寝ていて、起きたらすぐに会社に行く、すると布団の中で発生した臭いを、会社まで持っていくことになります。

朝の電車の中には、そうした臭いを抱えた人がたくさんいるのも不思議ではありませんね。

朝、出かける前に体や頭皮を洗った方がいいのはわかりますが、なかなかそうはいきません。

せめて後頭部と首の後ろを拭くと、ミドル脂臭は防げます。

最近では、植物フラボノミックスと緑茶エキスを配合したボディペーパーやデオペーパーが発売されています。これらは、液がたっぷりなので、頭皮までしっかりと拭けるとという優れものです。

時間に余裕のある人は、朝風呂、朝シャワーで洗うのがベストです。そして、夕方近くになって、臭いが出始めたら、このペーパーで後頭部・首筋をしっかり拭く。そうすれば、仕事中のにおいはかなり抑えられるはずですね。

まとめ

ミドル脂臭対策として

①ミドル脂臭は、35~45から発生し、加齢臭より脂くさい。

②ミドル脂臭は、6時間ごとに発生しやすいので、入浴や洗髪後6時間にボディペーパーやデオペーパーなどで、後頭部や首筋を拭くと消臭効果がある。

③時間に余裕があれば、出社前にシャワー、洗髪をする。午後にボディペーパーやデオペーパーで後頭部や首筋を拭く。

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