においに敏感な人は、好き嫌いが多いのでしょうか?

脳の絵

味覚と嗅覚の関係

においに敏感な人は好き嫌いが多い、ということを示すデータはありません。

味覚と嗅覚は、表裏一体のものです。

料理の香りを感じられるからこそ、美味しく食べられます。

人が成長して大人になると、これまで食べてきた経験則や知識で食べることもあります。

健康にいいから食べようとか、ナマコは、見た目グロテスクだけど、こりこりとした触感がたまらないとかです。

しかし、子どもは一般的に苦味や香味が強い食材を嫌うことが多いようです。

その代表例がピーマンです。

ただし、味がついていない水などでは、おいしい水がよくわかると言われます。

子供の舌は、敏感か鈍感かどちらなのでしょうか?

味覚の重要性

お盆に乗ったぜんざい

味は、大きく5つに分かれます。

甘み、塩味、旨味、苦味、酸味です。

このうち苦味と酸味は、腐敗や毒性にかかわります。

生物は、基本的にこの2つの味が嫌いです。

子供が嫌う食材の味にこうしたものが挙げられるのは、本能的に危ないものは避けろということが遺伝子に記憶されているのではないでしょうか?

香りについては、香味野菜が大人になるにつれて、食べられるようになる人が多いことです。

これは、経験則によるものです。

また、猛毒を持つ山菜のトリカブト(無臭)とヨモギ(においあり)やドクダミ(においあり)がその葉の形状から間違えやすいことなどを考えると、何かいわくがありそうです。

はっきりはしないけれど、「取りあえず食べるのは避けておこう……」、そうした本能の声があるのではないでしょうか?

調理師やシェフの方々は、ハーブや香味野菜など料理の香りつけにも配慮します。

それは、美味しさに不可欠な要素としてとらえているからです。

また調理師の人達は、食べ物の鮮度にもこだわります。

新鮮さとにおいの関係を熟知していて、硫黄やすえた酸味などの腐敗臭もごく低濃度の段階でわかりそうです。

原始社会のにおいに対する行動

原始社会では、食品のにおいに敏感なことは生死にかかわる重要なことでした。

よって好き嫌いではなく、においで危険なものは食べませんでした。

今は、食の歴史から、危険なものとの選別が行われ、経験則によって選択でき、食と香りを過去よりも楽しめるようになりました。

これらのことから、においに敏感だと好き嫌いが多いのではなく、安全に食物を選ぶことができること、繊細な調理を味わえるということ、などが言えるのではないでしょうか?

効果が出なかった方は、トライする価値は十分あると思います。

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