タバコと加齢臭は関係あるの?タバコと加齢臭を同時に消す方法は?

うなぎの蒲焼き

甘辛いタレとウナギ脂の焦げたにおいは、立ちあがる煙とともに漂ってきて食欲をそそられます。

焼き烏も、烏の脂が焦げた香ばしさと、ジューッと焼ける音に、ついつい誘われることがありますよね。

野外バーベキューも同様に、肉の脂が焦げるにおいは食欲をそそります。

しかし、この煙がにおいとともに、髪の毛や服に付いてしまうことが多いのです。

タバコの煙には、においの他に有害物質が含まれています。

タバコの煙

これら食べ物の脂のにおいの煙とは、油性と水溶性という極性面が違っていても、タバコ同様に煙がにおいの犯人です。

煙は、有機物などが不完全燃焼した時に出る微粒子を含んだ空気のかたまりで、その含むものによって灰色や黒色の煙が出ます。

煙が黒色になるのは、炭のススが含まれているからです。

このススを利用して書道に使う墨汁がつくられるなど、煙はかならずしも悪者というものではありません。

しかし、タバコの煙には、有毒物質ベンゾピレンを含むタール成分を始め、約4000種類以上の化学物質が含まれています。

気になるのは、有害な200種類を超える化学物質です。

この中でベンゾピレン、メチルエチルニトロソアミン、ジメチルニトロソアミンなど発がん性がわかっているものだけでも43種類にのぼります。

タール成分は、がんの原因になる発がん性物質の固まりなのです。

吸い込んだタバコの煙は肺に付着し、どす黒く変化させたうえに、その働きを低下させます。

1日に20本のタバコを吸う人は、1年でおよそコップ1杯分のタールを身体の中に入れているということになります。

タバコを吸う人の歯が、黄色くなっている理由も同じです。口の中のタール成分がこびりついているのです。

ところで、タバコの煙は大きく3種類に分かれます。喫煙時にタバコやフィルターから口腔内に入るのが主流煙、酸性です。口から煙として吐き出される、呼出煙(こしゅつえん)です。

火がついたところから立ちぼると、副流煙となります。副流煙は、アルカリ性で目や鼻などの粘膜に刺激を与えます。

この副流煙に有害成分が多く含まれていて、危険なのです。

タバコの煙の変化はさまざまです。

タバコの煙

煙は主流煙にしろ、副流煙にしろ、いずれもエアロゾル(液滴)の形状の「粒子相」と、気体からなる「気相」に分けられます。

元来、タール成分は無臭の液体ですが、タバコの刻み葉の中にいる時はまだ液状ではありません。そして性質は、温度で変化します。

タバコの火熱でいぶされて煙成分の中の粒子として、ともに空気中へ流れます。空気に触れると、茶色に変色します。

空気中に煙の中で浮遊しているタール成分が空気清浄機や風が吹いて、外に飛ばされない限りは、部屋の中を漂います。

そうして身近にあった髪の毛や衣服や周りの柱や壁に、たどりつき着地します。

その後、髪の毛などに付着したタール成分は、温度が下がるにつれて液状に戻っていきます。

そのまま放置すると、髪の毛や衣服の繊維柱の木の中や、壁紙にじわじわとしみ込んでいきます。

こうして長年の間にしみ込んだタール成分は、何度洗濯をしてもふき掃除をしても、取りにくくなってしまうのです。

タバコが付着する物質の性質のよって、付着の度合いが変わります。

脳神経

空気中に浮遊するタバコの煙の粒子は、電気を帯びています。同じように帯電しやすいのが、髪の毛や衣服です。

このようなものに染みつきやすいのは、その帯電性質からなのです。帯電しやすいか、しにくいかについては、静電気が起きやすいものと、しにくいものとを基準として考えることができます。

しかし、タバコのにおい物質タール成分は、水溶性ですので、タバコの煙に汚染されたな、と思ったらすぐに髪は洗髪を、衣服は洗濯を、手や口は洗浄すれば、ニオイは残りません。

しかし、放置しておくと、髪の毛や衣服の繊維の中まで浸透してしまい、洗っても落ちにくくなります。

皮層は髪の毛と違う構造ですので、内部まで浸透しませんが、角質層に染み付きます。この場合は、垢や角質層を落とせばよいでしょう。

柱となっている白木などの場合、表面に付着するだけではなく、内部に浸透してしまった場合には落とすのは難しいです。

壁紙の場合は、取り替えることでニオイを除去できます。

家電製品の内部にも、タバコの煙は付着します。

冷蔵庫の写真

家電製品にも、タバコの煙は付着します。タバコの煙の中のタール成分などの粒子は、プラスイオンの電子が帯電しています。

家電製品の金属部分が、マイナスイオン化になっていた場合は、タバコの粒子がたくさん付着します。

タバコのにおいを防ぐ一番の方法は、タバコの煙には近寄らないことです。

2003年から健康増進法が施行され、受動喫煙の防止のために各施設で、分煙または喫煙場所を隔離するように、国は事業者に指導しています。

そのため会社では、分煙で守られていますが、路上ではまだまだ駅周辺以外の禁止地域は少ないのが現状です。

風向きを調べて、喫煙者よりも風上に避難するのが無難ですね。

タバコのにおいを取る方法

タバコの臭いは、タールの揮発性粘着成分が染みつくことで発せられます。

国産タバコの中で-番タールの含有量が多いセブンスターでは、タールが1本あたり31.4ミリグラム、ニコチンは2.66ミリグラム、副流煙中に発がん性物質のベンツピレンは、113ナノグラム入っていることがわかっています(平成11~12年「たばこの成分分析について」厚生労働省調べ)。

1本吸っただけでも、口の中にいがらっぽいような成分が残るのは、吸った経験があればわかると思います。この粘着質のタール成分が問題なのです。

タバコには、強い中毒症状を起こし、継続使用に向かわせる麻薬的な成分ニコチンを始めとした、約400種類といわれる含有成分を含みます。

その中でも有害にして問題になるのがタールなのです。

ベンツピレンなどを始めとして、100種類以上の発がん性物質やニコチンを含む粒子で、煙中ではエアロゾル状になっています。

ニコチンは、油状無色の吸湿性液体で20℃で気化し、空気に触れると茶色になります。

タールやニコチンの性質

タールは、油状液体ですが、浸水性があるのでこまめに水拭きしたり、洗濯、洗髪することで、部屋や家具、洋服や髪についたヤニ臭ささを取り除くことができます。

また空気中に煙として漂っている時に、染みつく前の手段として、空気清浄機などでの換気や、濡れタオルを部屋でぐるぐる回して、タールやニコチン成分をタオルに吸着させてしまうといった方法もあります。

また、最近はエアコンも、空気清浄機能や活性炭フィルター付きのものが多くあります。

こうした機能を、積極的に利用することが肝要です。

また活性炭やコーヒー、紅茶の出がらしは、こうしたにい成分を吸着しますので、気になる部屋には、多めに置くのもいいかもしれません。

しかし、あくまでも積極的にヤニ成分を吸着するものではなく、どちらかと言うと受け身に徹しているものです。

ヘビースモーカーの人がいる部屋などで、強力なヤニをしっかり部屋から除去したい場合には、空気清浄機やエアコンでガンガン吸い取るのがー番強力です。

電気代はかかりますが、タバコを吸うための必要経費と捉えてみてはいかがでしょう?

そうした努力をしなかったために、ヤニが部屋の壁に染み付いてしまった場合は、思いきって壁紙を変えるというのもひとつの方法です。

また、天井の木や白木に付着してしまったヤニは、家庭でできる方法は酢水での除去、又は住宅用洗剤や漂白剤などで取れるようです。

天井に漂白剤をかけて磨く場合は、専門業者へお願いするのがベターかもしれません。

日頃からのこまめなケアが大事です。

衣類や髪の毛は、こまめに洗うことで対応できます。

服に染み付いて、酢水や洗剤で洗っても取れず、香水などを軽く吹きかけてもタバコのにおいが残るようであれば、それはすでに繊維の中までヤニ成分が浸透してしまっている状態です。

ここまで浸透してしまった場合は、においの除去は困難なので、より強い香水でマスキング処理する方法が適切かもしれません。

髪の毛については、女性向けにタバコのにおいに対応する整髪剤やヘアスブレーなどが市販されています。

健康を害する嗜好品と言われているタバコ

禁煙 口臭 肺癌

WHO(世界保健機構)が「タバコは、健康を害する」と危険性を指摘している唯一の嗜好品がタバコです。

嗜好品なのに、発がん性を始め疾病との関連性がわかるにつれて、日本での成人の喫煙率は、1996年頃(男性83.7%、女性18.0%)をピークに、2006年では全体で26.3%(男性41.3%、女性12.4%)と減少傾向にあります。

また、日本国内のタバコ販売数量は、1996年度の3,483億本をピークに少しずつ減少しており、2007年度には、2,700億本(国産1749億本、外国産950億本)に至っています。(日本たばこ協会の資料)。

年々減ってはいますが、2002年のアメリカでは、喫煙率が23.6%(男25.7%、女21.5%、2002年度WHO調べ)と、日本でも減少している時期の2006年とを比較すると、アメリカの方が少ないのです!

タバコ王国=アメリカ、と言われていたのは、過去の話となってしまいました。

タバコ1箱が1,000円にならなくても、タバコは、結構高くつく嗜好品と言われ始めています。

2006年4月からは、日本でも喫煙者は患者と認められて、禁煙外来もでき、禁煙相談に保険も適用できるようになりました。

タバコの健康被害に対するケアも必要ですが、タバコからくるにおいの対策も進めていきたいものです。

一度タバコによって染みついた加齢臭は、取り除くのに結構時間がかかります。

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